地味な女のカナダ生活

カナダのトロント13年目になりました。自力で移民してアラブ系カナダ人と結婚。今は5歳と2歳の子育て中です

あなたは謎です

息子4歳の幼稚園の話なのだが

元気に毎日登園する息子、そして地味に送り迎えをする私、気づけばもう後半になっており

わずか3カ月弱で長期の夏休みに入ってしまう

 

息子の送り迎えは延長プログラムには入れていないので毎日迎えにいく時間は幼稚園終了時間の3時になる

私と同じように毎日幼稚園終了時間に迎える保護者達の顔ぶれはいつも同じである

息子と同じクラスの保護者達とは子供達が出てくる間、たわいのない会話をしている

そして幼稚園までの道のりでもクラスは違うが毎日顔を合わす保護者達とは挨拶をしている

 

その謎の女性は息子の横のクラスのママなのは知っていた、道でよくすれ違ってもいた

だが彼女はいつも真顔で(ちょっと怒ってるようにも見える)まっすぐ前しか見ていなかったので

挨拶をすることもなかったのだが

ある日、いきなり

「あなたの息子はJK(幼稚園年少組)?」

と声をかけられたのである

「はい」

と驚き、軍隊のように返事をした私に息子のクラスは宿題があるか聞いてきた

息子のクラスでは先生が毎日小さな本(10ページぐらい)を、専用のバインダーに入れて持ち帰ってくる。そしてその本を私は毎晩息子が寝る前に一緒に読んだり質問したりしている

この本は毎日変わるので息子は先生がどのような本を今日は入れたのかと結構楽しみにしている

そしてこの日替わり本宿題は隣のクラスにもあるようだった

するとこの女性

「その本をどうしてる?」

と聞いてきたのである

どうするもこうするも。。読むしかなくないか?

本で一発芸してますなんて冗談は通じない相手だし、普通に

「読んでその内容について話すときもあります」

と答えた

すると

「教えてくれてありがとう。助かったわ」

となぜかかなり感謝され彼女は早々と去っていったのてある

私は今すごいアドバイスしてないやんなと

会話を巻き戻しながら首をかしげた

 

とにかく彼女とは、話した仲になったので

次の日彼女といつものようにすれ違うとき

「ハロー」

と声をかけてたのだったが

無視

見向きもされなかったのである

相変わらずまっすぐしか見ていなかったので

多分彼女は考え事をしていたのかも

と思い次の日もハローと言ってみたが

無視

それからもこの女性と挨拶を交わす事はなかった

 

だが、先日いつもより早く着いたので息子のクラスを待っていたら隣のクラス、彼女の息子のクラスが先にきた

その時、またしてもこの女性がいきなり話しかけてきたのだ

「あなたの娘の靴、いいわね」

突然でビックリしたのだが

「ありがとうございます

この靴は履きやすいからいいです」

実はこの女性にも小さい娘がいた

今まで送り迎えで見た事もなかったので

少々ビックリしたのだが

彼女がどこで購入したのか聞いてきたので

場所を教えてあげたら

子供の靴を買ときに大切なのは?」

とクイズの司会者のように尋ねてきた

「履き心地だけど履きやすさも大切かな」

と答えた

「教えてくれてありがとう、助かったわ」

 

私はだから大したアドバイスしとらんって

と首を傾げた

 

そして次の日、彼女はまたまっすぐしか見ない女性になっていた

 

実は双子で

交互に送り迎えしとるんちゃうかな

 

と思い始めマジマジと顔の特徴を記憶する私であった