地味な女のカナダ生活

カナダのトロント13年目になりました。ギリホリから始まり移民プログラムで移民をし,アラブ系カナダ人と結婚。今は4歳と1歳の子育て中です

美容院が苦手です

そろそろ髪の毛先がやばくなってきた

最後に髪を切ったのは確か1年前いやそれ以上の可能性もある

もうこの時点でやばいのは本人も分かっている

美容院に行く時期はとっくに過ぎているのも

百も承知である

が、、、

私は美容院を病院と読んでしまえるぐらい苦手である

髪の毛が悲鳴をあげ限界となり仕方なく美容院に行くのが私だ

巷では春に向けてイメージチェンジや

アラフォーに似合う髪型、今年はこれが流行るとかあるんだろうが私は美容院を苦手と認めてから早20年、私の髪型は時が見事に止まってしまっている 

 

私の美容院の苦手なところは髪を洗ってもらう所から始まる

緊張してリラックスどころの話ではないのだ

顔の上のタオルやガーゼみたいなものをかけてくれ美容師が

「お湯加減どうですか?かゆい所あります?」

かゆい所があってもお湯加減が良くても悪くても仰け反り体勢から声を発するのは困難で

そして少しでも動いてタオルが落ちようもんなら三白眼になり鼻の穴も全開、そんな所を見せたくはない 

ちなみにカナダの私が行っている美容院は

そんな気遣いなんかはない

私は美容師と目を合わせないように目を閉じるしか選択はないという究極の状態に陥る

 

そしてやっと仰け反り体勢から解放されて席につくのだが目の前に映っている

巨大な てるてる坊主 におののき

今度こそイメージチェンジと思ってポケットに忍ばせた雑誌の切り抜き

しかしカメラに向かって笑顔を見せるモデルとてるてる坊主のような自分との大きな差に気づいてしまい、これじゃまるで美容師が困る客そのものじゃないかと切り抜きは単なる紙くず化し、結局いつもの注文になる

「同じスタイルで肩甲骨あたりまで切ってください」

なんのイメージチェンジも求めない地味な客に美容師はハサミを滑らすのだが

切り終えるまでの時間もこれまた苦痛で、たいして話題も盛り上がらず、かといって

キャンディキャンディのように鏡に写る自分と対話はしたくないし、どちらかといえば美容師と鏡ごしに目を合わないか気になり緊張状態になる

 

自分の視線をどこにもっていけばいいのか分からずとりあえず前に置かれている雑誌を手にとるが髪の毛がパラパラと落ちる状態で優雅に

読書などできるわけもなく雑誌は美容師の隙を狙ってチラ見する小道具化となっていた

 

カナダでの私が通っている美容院ではこの小道具すらない  つまり強制キャンディキャンディしか選択はないのだ

 

やっとの事で終了かと思いしや、大抵の美容師はセットをしますかと聞いてくれる

私は1度だけこのセットをしてもらったことがあった 

巻き髪である

いとも簡単にセットをするのを見て

これなら私にも出来ると早速帰り際に巻き髪用のアイロンを買った

そして迎えたデートの日 地味な女、巻き髪で

イメチェンと張り切ってみたものの

出来上がった私は

中世ヨーロッパの貴婦人

シンプルな君が好きと言ってくれた当時の彼が

マジでドン引きした日だった

そしてその日はよりによってボーリングデートだった

中世ヨーロッパの貴婦人、ストライクを目指し

本気勝負の結果、一生懸命巻いた髪はしなびた中世ヨーロッパの貴婦人になった

 

そんな苦い経験以降私は美容師がセットしますかという問いに そのままで とこれまた全く面白みのない客になっている

こんな私だから美容院に行く回数が減っていき今では1年に1回となってしまった

肩甲骨辺りまで切り貞子あたりになる1年後にまた切る

 

そんな私の髪型はロングの黒髪である

 

そう海外にいる日本人女性あるあるにランクインしているのだ

地味で面白みもなくランク外間違いなしの自分のスタイルが海外にいるだけでランクイン

まさに光栄である

 

そして貞子に近づき、そろそろ暖かくなったし美容院に行こうと数ヶ月前から計画しているのだが当日はなぜかお腹が急降下でキャンセルが続いている

東洋の魔女と呼ばれる日が刻々と近づいている