子供に接する仕事を始めてから子供の歌にやたらと詳しくなり、一時は鼻歌すら子供の歌だった時期もあった
私の微妙な歌唱力にも子供達は喜び、その子供達の喜びを見た私は更に調子に乗りダンスまで取り入れていた
微妙なダンスすらまた子供受けをし、このまま歌のおばちゃんとしてデビューしても悪くないかもぐらい本気で思っていた
息子が産まれ、息子には日本語の歌を更に追加し寝る前はねんねころりよを寝付くまで繰り返し歌った
たまにロックバージョンを取り入れたりラップバージョンにしたりねんねころりよがかなりファンキーになった事もあった
そんな環境で育ったからか息子は音楽が好きだ
幼稚園でもミュージックの授業が1番お気に入りでレポートにもミュージックをかなり楽しんでいると書かれてた
娘が産まれ今までと同じように接していたのだが、娘の反応は非常に薄かった
最近では私が歌うと
「ノン (No) ノン ノン ノン」
と首をふり、たまに指を左右に振る動作まで見せるようになった
私の歌だけではなく、テレビで流れる歌番組にもイマイチ興味がないらしく数分も立たない内にテレビを消そうとする娘
そんな中、私のIPadを触っていた娘がMusicのボタンを押し突然流れ出した歌にすばやく反応
それはKing of pop の
マイコーことマイケルジャクソン
マイコーの軽やかなポップに聞き入る娘
私が音楽を止めようとすると全力で拒否
まさかこんな小さな娘もマイコーの魅力に気づいたのか
気のせいだと思ったが
しばらくそのままにしていると、なんと
マイコーの歌を聴きながら寝落ち
私の歌で寝落ちすることなど一度もなかった娘
すごいぜ King of Pop
それからというもの昼寝の時間になると私のIPadを探し、私にマイコーをかけろと命じる娘
マイコーが
フオゥ フオゥ と言っている中スヤスヤ眠っていた娘だった