地味な女のカナダ生活

カナダのトロント13年目になりました。ギリホリから始まり移民プログラムで移民をし,アラブ系カナダ人と結婚。今は4歳と1歳の子育て中です

ワイルドスピード

今月はよく仕事に呼ばれ、この2日間連続で働いて来たのだが、バテた

いつものように夜中を周り、雇用主がUberを呼んでくれた

その時は眠気が凄まじく、フラフラ状態で乗車

 

1日目 Uber

超快適空間、冷房もいい感じに効いており

座り心地がかなり良かった

運転手は感じの良かった

疲れ果てている私に話かけもせず、いい音量の

ジャズのみが流れていた

 

車の運転も上手く、振動もなくスムーズに

今まで何人かの運転手はある所で道を間違える

確率が高いのだがコンドの前まですんなり運転

 

今まで1番の運転手だった

 

2日目 Uber

夜中を大幅に過ぎ2日目という事でクタクタで仕事場を出て待ってるUber

音楽がじゃんじゃんかかっている車がいたが

まさかこれではないかと思ったのだが、そのまさかだった

 

スポーツカーの窓がツーと開き、そこには若者が、、、いた

「〇〇?(名前)」

マジかよ 今日はこのスポーツカーで帰宅とは

乗った瞬間、さっきまで吸っていたと思われるタバコのにおいが充満していた

運転手は窓を開け、天井の窓も全開

そして音楽は、、、、

Hip hop

見事にFワード連発の音楽をかけてくれていた

 

ありえん

 

と思っていたが、そこからがもっとありえなかったのである

 

夜中の1時あたりなので道路は空いており、前に青いスポーツカーが走っていたが、いまいちスピードが出ておらず、それに我慢ができなかったのか、Uberの運転手

ブッ〜ブッーーー

 

はい、相手の車、キレました

横に並び、軽く煽り運転

マジやめてくれ

 

信号で止まるとお互いエンジンをふかし

まるで先に美女が旗を持って振り下ろしてるのが想像できる状況

信号が変わると

ビューーンと走る抜ける

 

ゥオーーーイ

あたしゃの事、忘れてはいませんか

 

信号が赤になるたびにこれをされ、生きた心地がしなかった

お前はヴィン ディーゼル

 

よくよくみると、運転手はかなり肉を落とした

ヴィン ディーゼルに似ていた

そんな事はどうでもよかった

私はクラブでナンパした女ちゃうねん

 

「スピード落として」

 

そんな声はハイウェイと入るとともに消え去った

さっき争っていた車はハイウェイに入ってこなかったのは救いだが、ハイウェイに入りスピードもアップ  そしてFワード連発のHiphopもボリュームアップ

 

こんな奴と共にあの世に行きたくない

 

本気で思ったぐらいだった

ヴィン ディーゼル、いやハゲ

あたしゃあんたの女とかではなく客なんや〜

 

運転手はそんな泣きそうな私をお構いなしに

俺ってクールだよね

ぐらいの余裕な感じで運転していたのである

 

地獄のハイウェイを出て、コンドに到着

私の体は硬直していた

それなのに爽やかにハゲは

「Have a good night !」

私は目も合わせず 

「u too 」

とだけ言って、まだバンバンかかっている

Hiphopから解放された

 

コンドの入り口近くではセキュリティが立っていた

スポーツカーでがんがんのHiphop 

どんなやつが降りてくるのか

そんな感じでこっちを見ていた

 

出てきたのはフラつく地味な女だった

 

私はかかってきてもいない電話を耳にあて

「今ちょうど UBERから出てきたわ

そうそうUBER 」

とやたらuber を強調したのだった

 

史上最低のUber経験だったが

史上最短時間の記録を作った