昨晩、熊五郎が金縛りにあったらしい
意識はあるのに身体が動かなかったらしい
そもそも金縛りはどうして起こるのか?
金縛りは環境の変化や睡眠不足、疲労、ストレスなどが原因で起こる睡眠麻痺である
睡眠には【ノンレム睡眠】【レム睡眠】【覚醒】があり、簡単に言うとノンレム睡眠の時は深い眠り、レム睡眠の時は浅い眠り(夢を見ている状態など)
レム睡眠時は身体の筋肉が弛緩して動かないようになっているのだが、この状態の時に突然目覚めてしまう状態が睡眠麻痺、金縛りといわれている
「指先がかすかに動いただけで全く身体が動かなかったよ 苦しくてすごく長い時間だったような気がする」
「霊とか怖いもの見なかった?」
「はぁ?」
実は私も過去金縛りにあっている
中学生時代だったが今でもはっきり覚えている
突然ビィーーーーという感じの音が聞こえた気がしたら、部屋の隅に人影らしきものを見た
それは不気味で私は恐怖心で身体を動かそうとしたが全く身体が動かず、声すら出なかった
するとその不気味な存在がゆっくりと近づいてきたのだ
ひぇーーーーーー
だずげで〜〜
っていうか
誰やねん お前
よくよく見ると
めっちゃくちゃ太ってはった
デブった化け物はそのまま私に近づいてきた
怖いよ〜怖いよ〜 殺される〜
と目をつぶった瞬間
ぐるじぃ
息ができないくらい自分の上に何かが乗っている感覚
恐る恐る目を開けると
デブった世にも恐ろしい化物が私の上に乗っていた
ぐるじぃ。。。ぐるじぃけど、、、、、
なんで正座
その化物はまっすぐ前を向いて正座していた
自分が座布団になった気になり、このままペシャンコになってしまうと必死で手を動かしたら指が動き、それと同時にデブった化物が消えたのだ
夢にしてもリアリティがありすぎた
これが私の金縛り体験だ
というのを霊とかオカルト系を全く信じてない熊五郎に言った所で笑われて終わると思ったが
「その話、、、その話、、、本当か?」
「信じないと思うけどな」
「いや、、、その話、、、 まさに母さんが言ってた話と同じだよ」
当時、義母は自分の身に起きた恐怖体験を家族に話したが誰一人として夢を見ただけと信じなかったらしい
「びっくりしたよ」
私もまさか義母もデブった化物に乗られているとは、、
全く今まで共通点がなかった義母と私だが、思わぬところで見つかったのである
ちなみに金縛りの時に体験する恐ろしいのは夢の一種で、心拍数や呼吸の乱れが胸の圧迫を起こさせ、それが脳が誰かや何かが上に乗っていると幻覚を起こさせるらしい
私の脳よ
何を思ってそんな幻覚を作りだした。。。
確かに怖かったけど設定に無理があるぞと今では思う