ドラマはぴまりの中でプラネタリウムでのデートシーンが流れた時、横で主人公の本日のズラ具合をチェックしていた熊五郎が
「Tsukiはプラネタリウムに行った事がある?」
と聞いてきた。
プラネタリウム、、、、遥か遠い記憶の中にある
確か小学生の時に校外学習とやらでプラネタリウムに行ったのが最後だ
全く星に興味がなかった私にはプラネタリウムが退屈になるものだと思っていたが、暗くなり視界いっぱいに広がる星を見てそれなりに楽しんだ。
だが、
「こちらはオリオン座と呼ばれていて、ギリシャ神話のオリオンをかたどってます」
無理矢理すぎやしないか
星を点でなぞったところでギリシャ神話に出てくるオリオンさんが浮かぶ事は不可能である
そして映し出されるギリシャ神話のオリオンさん達がリアルで正直怖かった
それでも解説をしてくれるお姉さんは熱く星の後ろにあるギリシャ神話を語っていた
星を学びにきたのかギリシャ神話を学びに来たのか分からない状態だった
これについては今も忘れられない
北極星は道しるべ 方角が分からなくなっても
北極星が教えてくれる
すっごいためになる情報を得たと思った私は
この事は忘れないでおこう
北極星がすべてを教えてくれる
と北極星と共に生きていく事を決めたのであった
都会ではね、、、、、
北極星すら見えんって事を知る由もなく
「僕が最後に行ったのは子供の時でクウェートだったな。
トロントにプラネタリウムあるんかな?ってかデートにプラネタリウムってどうなんだ?」
私と同じで全く星に興味のない熊五郎の疑問だった
「私が日本にいた時は星に興味がなくてもデートの場所にプラネタリウムが候補に上がってたもんやで。 作り物にしろ星空はロマンチックなんちゃう?」
多分ギリシャ神話の所でこの男は必ず
ぜんぜんそんな形してないじゃないか
というに違いない
「僕もディーンフジオカのように寝落ちるわ
そしてTsukiがそんな僕を見てにっこりするんだろうな。ハッハッハッハッ」
それは無いわ