地味な女のカナダ生活

カナダのトロント13年目になりました。自力で移民してアラブ系カナダ人と結婚。今は5歳と2歳の子育て中です

夫は妻が怒っている理由が分からない

熊五郎と私は付き合いだしてから今まで10年弱になるが、ほとんど喧嘩はしない

若い頃は喧嘩腰だった私も熊五郎と出会ってからかなり丸くなった

熊五郎はかなりの平和主義者だ

この背景にはクウェートで経験した湾岸戦争の悲惨な光景と恐怖が彼の中から消え去る事はないらしく愚かな人間達の争いを嫌い本人自身も、いかなる争いを避ける傾向にある

 

 

だから義家族間で起こるちょっとしたいざこざにも、ほとんど介入せず傍観していた

そんな熊五郎

少しぐらいは改善に首をつっこめ

といってくる者もいたが、聞き流していた

 

いとこ婚が主だった熊五郎の家系の中で

お見合い話を事ごとく断ってきたのも、

ファミリードラマに参加したくない

との理由もあった

 

かと言って巷で嫁にするなら日本人と言われている日本人の私と結婚した所で言い争いから避ける事は出来ず、やはり文化、習慣の違いから温厚と思っていた嫁が鬼化する時を何回も見てきた

 

 

大抵が私が文句を100言い、熊五郎が1で返してくる

熊五郎が1で返してきた時にはすでに私は疲れており、熊五郎の1を返す気力すらなくお互い無言になり、しばしの冷戦状態

そして大抵が熊五郎から

ごめんなちゃい

となり一件落着で終わるのだが

 

先週末、息子のサッカーを連れていく事で一悶着があった

ここ数ヶ月、息子は私にべったりだった

熊五郎が買い物に誘っても嫌といい、常に私と行動したがった

いつのまにか私と息子、熊五郎と娘というペアができてしまった

 

これはまずいと思い、今週末のサッカーを熊五郎が連れて行ってと言ったのだが

「〇〇はマミィに連れて行ってほしいんだよ」

と軽くめんどくさそうに言ってきたので

ブチッと切れた

 

「ってか行きたくないだけちゃうん? 歩いて数分やし、教室は30分だけやん。なんでそんなめんどくさい顔すんねん」

 

仕事に忙しく週末の朝はゆっくりしたい気持ちは分かる

私が何にキレたというと、自分の息子が頑張っているサッカーを見てみたい気が全くない事

去年はどんなに疲れていても家族全員でみていた

今年は全く興味がないように見えた

 

そんなやりとりを聞いてしまった息子が

 

「僕、マミィに連れて行ってほしい」

 

と言った

 

「ほらっ 僕に連れて行ってほしくないんだよ」

 

全身の血液が頭に集中して噴火しそうだった

 

息子が違う部屋に行った時に熊五郎

「あんたが興味を示さんからやろ。 ちょっとぐらい大げさでも行きたいと言ってあげろや。

だいたい最近、あんたと息子の間で壁があるのもあんたから歩みよっとらんからやろ。ぶらぶらぶらぶら。。。。」

 

もうね、顔上下振りまくり英語も舌巻きまくりましたよ

 

私が100言った後、熊五郎

「僕と行きたくないって言っているのを無理にして、好きなサッカーを行きたくないって行ってほしくないんだよ」

 

そぅ でっか

そんからそうしとけ 

 

とその日は娘も連れて息子のサッカーに行った

心の中ではサッカー(インドア)が始まったら扉がひらくはずと。。。

 

開かんわぃ

 

熊五郎にイラつきながら家に帰宅すると、熊五郎は息子の好きなチーズオムレツを作っていた

 

食い物でつろうとしとるんかぃ

(正直、つられた。少しね) 

 

顔を見ればみるほど、むかつくのでなるべく目を合わさないようにして冷戦状態が続いた

 

しばらくして

「Tsuki ,こういう状態は良くないよ」

冷戦状態が続くと落ち着きはじめたし、確かに子供達の前では良くない

 

「Tsuki. ごめんなさい」

 

おっ 謝ってきた

 

そしてバカ正直に

「Tsukiが何にそんなに怒っているか分からないけどごめんなちゃい

 

 おっさん、なんも分かっとらんのかい

 

もう100を言った後だから勢いはなく、理由は分からんがなんか悪いことしたみたいやから、とりあえず謝っとこみたいな熊五郎にウケた

 

 

ってかこの男、今までもそうだったのでは

 

結局よくわからない割には、その日から息子とアートをしだしたり、キャンディで釣り買い物に連れて行くようになったのである

 

これで一件落着

と思いしや今まで買い物パートナーだった娘が嫉妬し、

〇〇ちゃんはマミィと一緒にお留守番しよう

 

Noooooooooooooooo

 

熊五郎にしがみつき、結局熊五郎は2人を連れて買い物に(でもダディダディと言われてかなり嬉しそうな熊五郎)

 

えっ今、ホームアローン状態?

 

という事でコーヒー片手に静かなひとときを過ごしている私である