地味な女のカナダ生活

カナダであれやこれや起こる日常を書いています

魚をさばけますか

週末は熊五郎が魚屋でティラピア丸1匹を買って来て魚のアラビア料理を作る

 

今日のオヤジは新入りにピリピリしてたよ

しかも混んでいたから僕の顔を見ると

いつものだね オッケー

と新入りに俺の華麗なさばきを見とけ

と言わんばかりにさっさと処理して渡してくれたよ

 

いまだかつてオーダーした通りにさばいてくれた事がなかった魚屋のオヤジ

嫌な予感はしたが、魚の丸1匹料理は熊五郎専門

 

軽く聞き流していたのだが、、、

 

料理をそろそろ始めなければならない夕方になるとしきりに熊五郎の携帯が鳴り始めた

どうやら仕事で何かがあったらしく

それからパソコンの前から全く動かなくなった

 

その間にも子供達はお腹が空いてくるし

とりあえず魚の上にのせるものを作り始め

恐る恐る魚屋のオヤジの華麗なさばきのティラピアを拝見したのだが、、、、、

 

どでかいティラピアは全くバタフライ開きになっておらず、それどころか切り込みは適当極まりなく、内臓の一部が中にまだ残っていた

 

オェーーーーーー

 

私の魚料理といえば切り身のみ

目の前のグロい状態に耐えれなく

 

熊五郎!!!うちにはこれをさばくのは

無理や 

上にのせるやつは作った

後は魚をバタフライ開きにするだけ

ちょっとやってよ

 

分かった 

5分待ってくれ

 

5分、10分、20分、、、

全く部屋から出て来ない熊五郎

 

その間にもオーブンは用意ができ

子供達はお腹がすいたすいた言ってくる

 

熊五郎さーん

 

あー 待ってくれよ

今マジで手が離せないんだって

 

と軽くキレられたので

だんだん腹が立ってきた私はその勢いのまま

魚をまな板の上においた

 

これぐらい私にだってできるわ

なんも怖くはないわ

魚さん、命をありがとう

では お顔をちょうだいするで

 

と目を閉じて包丁をあてた

 

トリャーー(掛け声は無駄に大きい)

 

硬っ

なんやこれ

全然切れん

 

うっすら目を開けるとなんと魚の顔が90度に曲がりこちらをまっすぐ見ていた

 

なんじゃーい

トリャートリャー

トリャトリャー

 

包丁を入れる度

振り向くな こっちを見るな

 

それから15分余り戦った。。。。

 

もう気力が残っていない私には

更に包丁で綺麗にバタフライ開きなどできるわけもなく

中にある骨たちに刺されながら素手で開いたのであった

 

You は Shock  

 

こうして人生初、そして最後になるだろう

魚のさばきが終わった

 

Tsuki ごめんごめん

あれっ 魚がオーブンに入ってる

 

••••••••

 

よく分からない塊がオーブンに入っているのは明らかだったがあえて何も言わなかった熊五郎

 

結局、あんなに全力を注いだのにグロすぎたのと私の手に染みた魚の匂いで全く箸が進まなかった

 

魚の頭取るのに苦戦したわ

 

Oh 包丁の入れ方がよくなかったんだよ

頭を取るには

うんちゃら かんちゃら

 

と説明する熊五郎を見ながら

 

結局、頭取るんやったら魚屋のオヤジに切ってもらえたらえーんちゃうか?

それぐらいはあのオヤジでもできるやろ

と冷めた目で見る私だった